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取り組む理由

noteのアクセシビリティ向上プロジェクトが始動

企業にとってアクセシビリティを向上させることは難しいと考えられがちだが、note も同様の課題を抱えていた。しかし、アクセシビリティに詳しい伊原力也氏のアドバイスや全盲のクリエイターによるユーザインタビューを通じて、アクセシビリティは全ユーザーの使いやすさを向上させることに繋がるものであり、必要不可欠なものであることが理解された。note はその視点をもとに、アクセシビリティ向上の施策を行い、多くの反響を得た。アクセシビリティは、特定のクリエイターに限定されるものではなく、全方位に使いやすいことを探求することが重要であるとの認識が浸透した。

アクセシビリティの琴線に触れるいくつかのアプローチ

デザイナーやエンジニアがアクセシビリティに共感し、取り組むためのパターンとして、「人権」「福祉」「法の遵守」「技術的な正しさ」「好奇心」「ニーズ」「当事者」「リアルユーザーの声」「使命感」など、「人には人のアクセシビリティ」があると考えられている。それぞれのパターンによって、アクセシビリティに対する動機や考え方が異なる。

ぼくとわたしのアクセシビリティ原稿を公開します

フリーランスのテクニカルディレクターであり UI の構築や UX 領域を得意とするエンジニアである道家氏による発表。発表者がアクセシビリティに取り組み始めた経緯や自身の考えを語る。また、全盲のエンジニアの発表を聴き、障害とアクセシビリティについて考えるようになったことも紹介されている。

Webアクセシビリティの必要性を伝える材料になりそうな情報をまとめてみた

この記事ではアクセシビリティを社内で実装する際に周りの人を説得するための材料をまとめている。本記事はヒューマンケースとビジネスケースという考え方を基に、アクセシビリティの利点を示す情報を紹介している。アクセシビリティはハンディキャップを抱えた人のためだけのものではなく、全ての人のためのものであることにも触れている。ヒューマンケースには W3C による実際の Web 利用談が参考になる。

覚醒するアクセシビリティ (WordCamp Tokyo 2019)

どんなエンジニアになろうか決めかねていた自分が、ある日突然「私はウェブをやるために生まれてきた」と思うに至った、アクセシビリティの話。「アクセシビリティって何?」という人から、「大事なのはわかっているけどいつも後回しにしてしまう」という人まで、明日からアクセシブルな実装をせずにはいられない、ウェブの本質に迫る。

スライド

Webアクセシビリティのスキルがビジネスへと繋がる時代

2019 年 7 月 30 日に開催された「Japan Accessibility Conference Vol.2」のセッションの 1 つ『Web アクセシビリティのスキルがビジネスへと繋がる時代』のスライド(PDF)。株式会社ミツエーリンクスの中村精親氏と株式会社コンセントの秋山豊志氏が、Web アクセシビリティを自社のビジネスに繋げた話がそれぞれ紹介されている。ミツエーリンクスでは JIS 規格準拠を目指すクライアントへの検証と試験のニーズを挙げ、コンセントは「Web アクセシビリティはデザインに含まれるもの」とし、クライアント企業の伴走者となって Web 戦略支援のニーズを挙げている。他、両社とも Web アクセシビリティをビジネスにつなげるためには専任チームを組織することから始めている話なども語られている。

あなたの価値を高めるアクセシビリティ

2019 年 6 月 1 日に開催された「CSS Nite LP62『Web アクセシビリティの学校』特別授業」のセッションの 1 つ、freee 株式会社の伊原力也氏の『あなたの価値を高めるアクセシビリティ』のフォローアップ。このセッションのスライドや動画が公開され、Web アクセシビリティに取り組む上での情報収集方法や Japan Accessibility Conference Vol.2 が紹介され、Web アクセシビリティは Web の仕組みに則り Web の力を活かすことであると述べられている。

伊原さんと話すアクセシビリティ - アクセシビリティ対応を訴求するには | CodeGrid

株式会社ピクセルグリッドのメンバーと freee 株式会社の伊原力也氏の座談会の中編。アクセシビリティ対応を訴求するためのターゲット論を軸に、プライバシーの観点からスクリーンリーダーなど AT(支援技術)の利用率が計測できず、アクセシビリティを必要としているユーザー数を使ったビジネスへの訴求が難しいこと、freee 株式会社では利用者の高齢化や社内事情を予想し、アクセシブルなツールを作れば労務コストが下がると試算していること、また自らがアクセシビリティ対応企業として前例となることでアクセシビリティへの意識を日本全体に広めたい狙いなどが話されている。

伊原さんと話すアクセシビリティ - アクセシビリティへのエンジニアの立場と現実 | CodeGrid

株式会社ピクセルグリッドのメンバーと freee 株式会社の伊原力也氏の座談会の前編。アクセシビリティに関心を持っているのはフロントエンドエンジニアが多いこと、受託制作会社のフロントエンドエンジニアがアクセシビリティに取り組むには業務構造的に難があること、WCAG のレベル A でも十分に壁が高いことなどが話されている。

アクセシビリティとこれからのWebデザイン

ユニバーサルデザインやバリアフリーと Web アクセシビリティの関係性から、Web の特性そのものがアクセシビリティに通じている点、そしてこれからの Web デザインに必要不可欠な視点である点について論じられている。