freeeが挑戦するインクルーシブデザイン UXリサーチとアクセシビリティの交点とは?
クラウド会計・人事労務ソフトの freee 株式会社の UX デザイナーが登壇し、「インクルーシブデザイン」の枠組みにおけるアクセシビリティ向上の具体的な取り組みについて話した。視覚障がい当事者を抱える同社でのアクセシビリティ向上に向けた取り組みについても話された。
Webアクセシビリティの参考資料まとめ
クラウド会計・人事労務ソフトの freee 株式会社の UX デザイナーが登壇し、「インクルーシブデザイン」の枠組みにおけるアクセシビリティ向上の具体的な取り組みについて話した。視覚障がい当事者を抱える同社でのアクセシビリティ向上に向けた取り組みについても話された。
ノーマライゼーション、デザインフォーオール、バリアフリー、ユニバーサルデザイン、アクセシブルデザイン、インクルーシブデザイン、情報アクセシビリティなどの立ち位置の違いについて考察。また、それらは UX デザインや、HCD(人間中心設計)のプロセス、情報設計、UI デザインあたりとどういう関係性にあるのかを検討している資料。
2019 年 7 月 30 日に開催された「Japan Accessibility Conference Vol.2」のセッションの 1 つ『シビックテックとアクセシビリティ』のスライド。シャムロック・レコード株式会社が開発している『UD トーク』でインクルーシブな社会を実現できるという話と Code for Nerima、シビックテックの話が語られている。
2019 年 6 月 1 日に開催された「CSS Nite LP62『Web アクセシビリティの学校』特別授業」のセッションの 1 つ、株式会社ミツエーリンクスの木達一仁氏の『【クロージング・トーク】インクルーシブネスを超えて』のフォローアップ。Web コンテンツにとって必須の品質としてアクセシビリティを捉えて高める取り組みを業界として強化しなければならないこと、そうした取り組みは継続が大事で「できること」から少しずつ、プロセスとカルチャーの両面から実践していくことが強く伝えられている。
植木真氏と土屋一彦氏による Inclusive Design Principles の日本語訳。7つの原則について概要と詳細例が掲載されている。
ウェブコンテンツの設計プロセスにおいて、アクセシビリティを考慮に入れることを促進するためのツール。UCD/HCD の手法で UX デザインを行なう際、ターゲットユーザー層の定義が暗黙的に健常者になっていることが多く、デザイン成果物からアクセシビリティが欠落しがちだと言う。このツールを使えば、ペルソナに対してコンテキスト(障害を持っている、高齢である、モバイルで利用しているなど)を付加でき、プロジェクト内にアクセシビリティの意識付けを促せるそう。
このリンクの解説が『インクルーシブなペルソナ拡張 - Accessible & Usable』にてされている。
インクルーシブデザインの定義から、Web デザインの文脈でどのように捉えるべきかの提案や、具体的なアプローチなどが紹介されている。
「インクルーシブデザイン」がウェブアクセシビリティのガイドラインを満たすだけでなく、その先のユーザーエクスペリエンス(UX)も考えたアクセシビリティのデザインを目的としている話。障害者だけでなく利用状況によっても困難を抱えるユーザーを排除しないようにデザインされた UX が求められている。また、英バークレイズ社の「Inclusive Design Principles」が実例やノウハウを交えて紹介されている。